だいたい怠惰

逆から読んでもダイタイタイダ

続けるための“「続ける」習慣”

とにかく続けるためには習慣化。ということで、過去に読んだ本を引っ張りだしてきた。

30日で人生を変える「続ける」習慣

「続ける」習慣

「続ける」習慣

 

この本の内容を要約することで、習慣化のメソッドを整理しつつ、1記事書けるので一石二鳥。では早速。

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タイトルのとおり、30日であらゆることを習慣化する力を身に付けることが本書の目的。冒頭に掲載されている「人は習慣によってつくられる。優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣から生まれる。」というアリストテレスの言葉がこの本の本質的なメッセージ。  

習慣とは脳に作られたプログラムである。脳にとって良い習慣、悪い習慣の区別はないため、良い習慣を味方につけて、豊かな人生を送ろう。ただ、人には新しい変化に抵抗し、いつも通りを維持しようとする傾向(習慣引力)があるため、闇雲に取り組むのではなく、段階を踏んでポイントを押さえることが大切。

習慣化に必要な期間は、読書や日記といった行動レベルなら 1ヶ月、早起きやダイエットといった身体レベルなら 3ヶ月、物事をポジティブに捉える等といった思考レベルなら 6ヶ月、と続けたい習慣の種類によって違うことも理解しておく。

「習慣化の三原則」は、①一つの習慣に絞る。②有効なひとつの行動に絞り込む。③結果より行動に集中する。この3点を意識しながら、各ステップにおけるポイントを整理していく。

ステップ1「反抗期」は最初の7日間。ここでの挫折が42%と一番多い。この時期の対策として、「ベイビーステップ」ではじめること。ハードルを下げてでも、 行動を起こし続けることに大きな意味がある。必ず毎日実行し続けること。そして「 シンプルに記録」していく。めんどくさくないやり方で、毎日必ず記録する。これがモチベーションアップにつながる。

ステップ2は不安定期(8〜21日目)この時期はステップ1よりハードルを上げることで、予定に振り回されることが多くなる。対策として「続ける仕組み」をつくってしまう。1つめは「パターン化」すること。 日時・内容(量)・場所をあらかじめ決めることで、急に予定が崩れることを防ぐ。同時に聖域(仕事やプライベートで振り回されない時間帯)を見つけることも効果的。2つめは「 例外ルール」を設けること。できない場合はベイビーステップで振り返る等、あらゆるケースを想定し、試しながら追加・変更する柔軟性が必要。3つめは「継続スイッチ」をセットすること。ご褒美や罰ゲームといったモチベーションを維持するための仕組みを導入することで継続を図るというもの。アメ系・ムチ系あわせて12種類から自分にあったものを選択する。

ステップ3は倦怠期(22日〜30日)この頃になると「飽きてくる」という症状が発生。対策として、1つめは「変化をつける」こと。勉強なら複数の教材や、ダイエットならメニューに工夫等、いくつかバリエーションを用意しておくことでことマンネリ化を防ぐ。2つめは「 次の習慣を計画する」こと。今の習慣を通過点と捉え、良い習慣が連鎖的に増えていく効果がある。

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何事も続かないのは性格や意志の問題ではなく、コツや原則を押さえていないから。良い習慣で人生を豊かに。まずはベイビーステップで毎日更新をしていこう。