だいたい怠惰

逆から読んでもダイタイタイダ

今求められる営業のカタチがぼんやり見えた話

 営業の仕事をしていて最近とても感じるのは、いかに顧客との接点をつくるかが重要だなということ。今時ほしいものがあればネットで簡単に買える時代。別にほしくもないものを薦められてわざわざ買うなんて馬鹿げている。それぐらい今の世の中は合理的で、便利で、あらゆる情報に簡単に触れることができる。

 でも一方で情報過多の時代とも言える。玉石混合。何が正しくて何が間違っているのか取捨選択できるかどうかが問われる時代。自分で判断するのは難しく何かに迷ったとき、相談できる誰か。その誰かが営業マンだったら。顧客がむこうから相談に来てくれる。こんな楽なことはない。

 じゃあどうやったら向こうから相談に来てくれるのかは、この人に聞けば大丈夫と信頼してもらえるかどうかだ。そのための信頼は本業以外で得れるといいのではないかという仮説。

 例えば、車を買おうと思いディーラーに行って説明を聞く。きっととても流暢にその車の素晴らしい点や、その車を買うことのメリットを説明してくれるだろう。でもそれは当たり前で、車屋が車に詳しいのは当然だ。それだけでは「この人は車に詳しいから信頼できる」とはなるはずもない。

 それより、車の用途からレジャーの話に移り趣味の話で打ち解けたり、高い買い物をするにあたって自動車保険から入り家計全般の見直しについて相談に乗れたらどうだろう?本業以外の周辺知識において信頼を得ることで、結果的に本業での信頼に繋げる。これこそ今の時代に求められる営業のカタチなのだ。

 要するに、勉強しろってこと。これからはできる営業とできない営業の差はひろがる一方だわ。