だいたい怠惰

逆から読んでもダイタイタイダ

どうしようもない僕に天使が舞い降りたりしない

 今日は朝から災難だった。いつもより30分早く目が覚め、いつもなら煩わしいスマホのアラームもすぐに止めることができた。
 まだ寒い朝、日の出の時間が早くなっているのか少しだけ明るく感じる。
 起きあがると着替えをすませ、顔を洗って身支度をする。いつもなら慌てて進める作業も余裕をもってできる。やはり早起きは素晴らしい。
 せっかく早く起きれたので少し早めに家を出るかと、毎朝通勤中に聞くPodcastを更新しようとして事件は起きた。
 スマホが壊れているのか、SDカードの認識が
うまくいかない。原因がわからないまま20分間経過し、気づけばいつもよりも10分遅れだ。しかも何も結局解決しないまま部屋を飛び出す。
 急いで駐車場から車を出し、遅れを取り戻そうとアクセルに力が入る。しかし急いでいる時ほど信号機は無機質に赤を告げるのだ。
 ふと、午前中の案件で部下に連絡を入れるのを忘れていたことを思い出した。今の間にとスマホを取り出そうとしたら無い。スマホが無い。さっきまで必死に闘っていたスマホをよもや家に忘れてきたというのか。
 急いで踵を返して取りに戻ると、普通に机の上に置いてあるから恐怖だ。私の頭の中の消しゴムは激落ちくんのようだ。
 結局いつもより30分遅れで会社に到着。そっから先もひどいものだった。
 ペースが崩れると色々な事がなし崩し的になる。他の案件の時間を勘違いしていたり、ずっと進めていた案件にメンバー誰も気づいていなかった欠陥があったり。今日で進捗100%だと思っていた案件が心無いメンバーのせいで間に合わなかったり。
 今は帰りの電車で、壊れたスマホを駆使してはこの記事を書いているのだ。
 今日はそれだけ。いおり。