だいたい怠惰

逆から読んでもダイタイタイダ

【超簡単】将来年金がいくらもらえるのか一瞬で分かる方法

 最近年金について勉強しているので、今日も覚書として残しておく。

 まずは国民年金の話。国民年金の保険料は月々16,490円と決まっている。これを毎月、最大20歳から60歳まで40年間支払うので、

 16,490円 ✕ 12ヶ月 ✕ 40年 = 7,915,200円

がトータルで支払う金額となる。

 一方、もらえる年金額は、40年きっちり納めた場合、779,300円 が満額で受け取ることができる。つまり11年受け取れば元がとれる計算だ。男性の65歳からの平均余命が約19年なので、ほとんどの方が払った分は返ってくるといえる。

 よく自営業の方なんかで国民年金を納めていない方もいるが、絶対に納めておいたほうが得だ。また、年金年額が779,300円なので、ざっくり80万円と考えた場合40年で80万受け取れるとすると、1年納めるごとに受け取れる年金額が約2万ずつ増えていく計算だ。なので例えば学生時代に免除申請をしていない場合は、10年以内なら追納ができるのでこちらもしておくといい。

 次に厚生年金について。こちらも受け取れる金額を概算で計算できる方法がある。それが「平均年収 ✕ かけた年数 ✕ 0.55%」だ。仮に平均年収400万円で、22歳から60歳までの38年間かけつづけた場合の金額は

 400万円 ✕ 38年 ✕ 0.55% = 836,000円

が厚生年金としてもらえる金額となる。なのでこの方の場合国民年金とあわせると、

 836,000円(厚生年金) + 779,300円(国民年金) = 1,615,300円

がトータルの年金年額ということになる。

 なお、厚生年金の保険料はH29/9月より18.3%となっており、これを労使折半で支払っている。実際の保険料は標準報酬月額に応じた等級によって決まり、年収が多いほど支払う保険料は多くなるが、将来もらえる年金も多くなる仕組みだ。ただしこの等級には上限があり、標準報酬月額62万円が最高となっている。年収ベースでは約1000で頭打ちとなることはおさえておこう。

 さて、仮にこの人が結婚して、専業主婦(パート)の奥さんがいたとすると、同じく国民年金年額は満額で 779,300円なので合計すると

 1,615,300 + 779,300円 = 2,394,600円

 およそ年間240万、月になおすと約20万だ。ちなみにここから所得税、住民税、健康保険料、介護保険料が引かれることとなる。残った金額で夫婦ふたりが暮らしてていけるのだろか?年金はすばらしい制度だが、やはり豊かな老後生活には自助努力が欠かせない。今日はそれだけ。