だいたい怠惰

逆から読んでもダイタイタイダ

電車内でモノを食べてもいいか論争に決着

 今日は朝から散々だった。セブンでコーヒーを買ったら、ホットとアイスのボタンを押し間違えてコーヒーの量がやたら少なかったり。会社についたと思ったら鍵を忘れて一往復多めに電車に揺られたり。ってな具合に。

 たまにはこんな日もあるかと、ゆったり電車に揺られてみる。そうすると普段気づかなかったことが見えてくるから面白い。たまたまボックス席の進行方向とは反対側の席に腰を下ろしたおかげで、乗客の姿がよく見えたのだ。 

 斜め前にスマホ片手にパンを食べてる学生がいる。これから部活の朝練なのだろうか、それとも受験を控えた補講授業か。ほんとはスマホでゲームをしてたいけど、とりあえず朝のスタートに炭水化物を摂取といった感じ。

 ここでふとあることに気がつく。電車って何か食べてもいいんだっけ?私も学生時代なんかはよく電車でパンを食べたりはよくしていたが、最近は電車でモノを食べてる人ってあまりみかけないなと気づいたので書き留めておく。

 電車内で嫌われるのは人に迷惑をかける行為だ。例えば車内で新聞を読んだり音楽を聴いたりするのはよくある光景だ。しかし、新聞を持つ手を大きく広げて座っていたら邪魔だし、イヤホンからシャカシャカと大きな音が漏れ聞こえてくるのも不快だ。そうなるとモノを食べる行為のどこまでなら不快感を与えないかがポイントか。

 そういえば例外的に新幹線はモノを食べてもいい雰囲気がある。車内販売もしてるし、テーブルがあるから弁当を食べたりビール飲んだりしてる風景はよく見かける。それでも、たまに席を反対にして酒盛り始めるやかましいグループには嫌悪感を抱く。やはり人への迷惑がキーワードになりそうだ。

 ではどこまでが人に不快感を与えないラインか?お菓子を食べてるぐらいならまず問題ないだろう。おばあちゃんがみかん食べてるのも微笑ましい。学生がパンやおにぎりを食べているのも見てて不快感はなかった。さすがに弁当を広げ出すとちょっとひく。

 年齢も印象を変える大きなポイントになりそうだ。今回は学生だから何も思わなかったが、仮に大の大人が電車で菓子パンをほおばっている姿は滑稽にうつるだろう。これはなんとなく「みっともない」と感じるから。電車内で化粧をしている女性に対してもつ感覚に近い。おそらく、本来するべきでないことをわざわざ電車でしている = この人はタイムマネジメントが甘い。もしくは、人にどう見られるかという視点が欠けている。といったところか。これが新幹線ならある程度許容されるのは、新幹線のもつ拘束時間の長さが起因しているといえる。

 ここまで考えて、一社会人である私が電車内で食べていいのはお菓子のみという結論にいたった。もう少し若くないとパンは許されないし、みかんには程遠い。でも忙しい時あるよね。そんな時は人目につかないところでパンをかじろう。車両連結部とか。これが現代のボッチ飯である。